猿板

遊山黒子衆SARUの記録

嵐のあとの西熊の森 水の力

西熊山

 思っていたより
西熊林道の被害は少なく
いつもの林道口まで難なく到着。


◆嵐のあと
 大雨のあと水を蓄えた
山に吹き上がる風は涼しく
この季節悩まされる吸血虫はいない。



台風などのあとは昆虫が減る
特に小さな虫にとって雨粒は脅威で
沢で育つ幼虫ごと流されたのだろう。


               
◆沢が吹く
 登山口に近い水場は
大量の土砂で埋まっていた。



しかし林道自体は無事なようで
この日も維持管理業者と思われる
男性が被災状況を見に来ており
復旧は早いと思われる。
               
 人が被害を受けない災害なら
山間部の貴重な現金収入ともなる。



◆木が倒れる
 もちろん土砂だけではなく
森もある程度ダメージを受けていたが


               
対岸の森にも大きな崩れはなく
根を張って大雨を凌いだようだ。



今回の記録的などと報道する
1000mm程度の雨や土砂崩れは
この森では珍しくはない自然現象だが
人が手を加えたものは被害となる。


                 



                          一樹にこもる雀台風去りし後  加藤憲