猿板

遊山黒子衆SARUの記録

八田さんの自家旅「面河山」 源流の森

水を汲むこと

 山から家で使う水を汲んで帰る。
八田さんと始めたこの習慣は
かれこれ15年以上続いています。
「この超軟水が一番美味しいかも(笑)」
◆思い出の森へ
 そんな山の水汲みが始まった
石鎚山系「面河山」に
八田さんと最後に登ったのは
もう6年前になっていました。

地下足袋履いて
 今日は面河山(1,525m)を目指す
標高差約1,000mの急峻なコース。
「今日も地下足袋履くの?」
「もちろん。地下足袋だよ(笑)」

高さ110m幅200m面河渓最大の壁
景勝「亀腹」前の駐車場に車を置いて
亀と対を成す鶴ヶ背橋から山に入りました。
            

◆清流を遡る
 この山域は昨今人気となった
清流「仁淀川」が始まるところ。

明治から景勝地として知られた
面河渓に沿った古い石の道に
木漏れ日が射す美しい休日。

沢の上に陽の光を求めた
大木達の枝が風に揺れる。

「涼しくて気持ちいいね!」
夏はこの様な遊山が良い。

    山清水魂冷ゆるまで掬びけり  臼田亜浪