猿板

遊山黒子衆SARUの記録

穀雨の加持の山遊山 ゆく道

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 前線を伴った低気圧が日本海を東進。
関東から西の太平洋側は高気圧圏内で
四国は終日穏やかに晴れるだろう。

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その後は低気圧や前線と高気圧が
次々と通過して天気は周期的に変化するが
5月に入れば太平洋の暖気に覆われ始め
その時期らしい気温になる。

◆祈りの山へ
 そんな週末もDoor to Mountainで
静かな低山散歩に出かけることとした。

 「えい天気や
   山も萌え萌えしてきたね」

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いま登山の自粛にSNSなどで
いざこざなどが見受けられるが
過去のメジャーの混雑ぶりを観れば
配慮は必要なことだと思う。

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◆川を遡る
 高知自動車道を降り
国道で溯る吉野川の岸辺木々は
いま新緑がはじまったばかり。

 山はまだ早いか。

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 「あれってアケボノやおか?」

梶ヶ森西斜面にピンク色が見える。

 ヤマザクラかもしれんねぇ。

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◆山里の時間
 吉野川を別れ南小川に沿う。
八畝の棚田は代掻きが始まり
椎茸ホダギのクヌギが若葉を吹く。

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ここには新型コロナウイルス
ギクシャクしている街と違う
緩やかな時が流れているのだろう。

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                代搔きの後澄む水に雲の影  篠田悌二郎