小屋に荷を降ろした時
周囲の風景はは暗くなり
大粒の雨が屋根をたたき始めました。
◆嵐の中の静寂
予定どおり昼となり
私たちは雨音をBGMに
バーナーに火を熾しました。
「小屋ってありがたいね」
◆帰るとき
お昼を終えて帰るとき
不思議な事に雨はぴたりとやみ
深い霧だけが森を覆っていました。
ブナの幹の黒さが冴える
なんて美しい風景なんだろう。
「もうすぐ梅雨明けやね」
家路についたR33で
突然降り始めた雷雨も
梅雨明けが近いことを
私達に告げてくれました。
梅雨明けや深き木の香も日の匂 林翔