猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 緑影

スイカズラが目立つ道から始まる

 ほんの一滴の
蜜の甘さは子供の頃の思い出です。

 

 いつもの休憩場所で
イボタの花が咲いていました。

 蝶や蜂が忙しく飛びまわっています。

 いつも空を眺める場所なのに
このような小さな花を認識していなかったように感じます。


 どことなく
鼻がムズムズするような良い香りがするのは
モクセイ科だから

別名トスベリ

 河童が襖の開け閉め用に
買ってきていた「イボタ」はこの木の蝋だと知りました。

 

 

 小さなトンボも飛んできた
初夏への移ろいのかえり道

 

 緑影からわずかに見える
老鶯に出会えました。

                    幹高く大緑蔭を支へたり  松本たかし