猿板

遊山黒子衆SARUの記録

よしさんの四国遍路讃岐編 うどん遍路へ

うどんの山下

 天狗と共に求め辿り着いた
「ぶっかけ」「釜揚げ」「醤油」「かけ」
讃岐うどんそれぞれのピークに
よしさんをご案内しました。
◆「ぶっかけ」うどんの山下
 コシとは堅さではない
歯を押し返す弾力である
そう教えてくれた驚愕のコシ。

◆「釜揚げ」長田in香の香
 釜揚げの塩分を旨味に変える。
この出汁を超えるものを私は知らない。

◆「醤油」三島製麺
 麺自体が美味い。
卵と醤油だけのシンプルなうどんは
極上の米を使った卵ご飯を超える。

◆「かけ」中村うどん
 他に類を見ない澄んだ麺の美学。
歯を押し返すグミのような麺の弾力と
濃厚であるが澄み切った出汁のハーモニーは
うどんの頂点を極めた絶品です。

◆讃岐のうどん
 名店がひしめき合う激戦区
丸亀・宇多津地区のオアシス「うどんピカ一」
 中国から伝わったうどんを
日本の形に変えた「讃岐のうどん」

ものに魂を込めるのが日本職人の心。
讃岐で育まれ他に比べるもののない
讃岐にあっても同じものは一つとない
ここだけの文化であると感じています。

            下萌ゆと思ひそめたる一日かな  松本たかし