北山山群の最高峰
標高1176mの工石山は
郡境となる赤良木峠を挟み
標高1108m三辻山と向かい合う。
◆斜陽の森へ
林道途中にある道標から
山頂に至る山道に分け入り
朝の涼しい空気の中に
澄んだ冬の陽が射し込む。
◆秋の名残
道端の草木には
残花や実を結んだものがあり
それぞれ秋の終わりを告げていた。
「虫食いが多いね」
結局今夏は雨が少なかったか。
◆今年の色
山道は葛籠折れに上がり
色づいたトンネルにはいってゆく。
やはり
ここの色も淡いな。
描く撮る詠むそれぞれに秋惜しみ 鷹羽狩行