11月1日の空
秋らしい青い空に飛行機雲が絵を描き
仕事を終え外に出たら
美しいグラデーションに三日月が
頼りない光で見送ってくれました。
ほんの一瞬のショーでしたが
美しい夕暮れでした。
週末はいつもの奥物部へ
mothertreeは全ての葉を落とし
優しくも逞しいその枝振りを空に見せていました。
どこを探してもどんぐりの見つからない
落ち葉だらけの地面は
山で生きている者たちの命を感じます。
里もようやく霜が降り
稲刈りを終えた畦道が白く縁取られ
里と山
見える風景は違っても
確実に冬の足音が聞こえてきました。
霜晴の山々空を拡げけり 茨木和生