猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山始め 寒の入り

 「三年ぶりかぁ」

 

 初めてこの場所訪れたとき
狭い山道の先に現れたこの集落に驚いたことを覚えています。

     

 その頃は、作業をしている人の姿もあり
大山祇神社のことを教えていただきました。

 

 人の暮らしがまだ色濃く
作業に通う里人が居ることがわかります。

 

 そして
急な植林を登った先にある土俵の跡は
当時林道もない平地にありました。



 鳥居をくぐり
空気が変わる
ここからが人の手によって積まれた石段が続く参道


 標高差300mを1kmで登る道は
山道ならしんどいですが
何故か守られている気配がします。

   

 やっぱりえい山やね。

 

 帰りに出会った美しい太平洋
この日この時間でした出会えなかった
今年最初の美しい茜色の光でした。

                 寒に入る親しきものに会ふごとく  石田勝彦