サツキの緑が鮮やかだった。
ツツジ科の常緑低木。
花期は五~七月で江戸時代以来多くの
園芸品種があり花色や形は変化に富む。
◆杖塚
「花芽が膨らみゆうろうか」
マンサク科落葉低木の土佐水木。
高知県の蛇紋岩地帯にのみに
自生することからこの名がある。
春近しと言うことか。
公園広場として整備された杖塚。
日当たりが良いせいか囀りが増えた。
◆赤良木峠
杖塚から一旦引き返し
古の峠道に入り赤良木峠に下る。
ここはかつて本山郷と城下を結び
茶屋もあったと里人に聞いた道。
標高約950mの赤良木峠に出る。
ここはドロマイト採掘で開かれ
四国に多い石灰層があるが故に
この山域は高く残ったのだろう。
「石鎚が見えるで」
鋭い山容の石鎚は雪が乗りにくく
積雪を知るときは隣の二ノ森を見るが
雪はまだらで多くない様に思われた。
◆近道
峠から中低木のトンネルを抜け
三辻山北面にあるへの近道に入り
山道は再び薄暗い植林に入る。
もうそろそろ
伐り時だと思うがなぁ。。。
作業道は登山道とは違う
急な登りで発汗を防ぐため
ここで防風シェルを脱いだ。
◆尾根道
植林を葛籠折れに急登する
近道を登り三辻の尾根に乗り
ここから再び自然林に入る。
「また山桜が始まるね」
再び陽が射す尾根道は
忘れられた昭和の園地に下りる。
今日は頂上に上がろうや。
かくれなく重なり合ふや冬の山 蝶夢