猿板

遊山黒子衆SARUの記録

小雪の三辻山遊山 鎮

                       

 「やっぱり来ちゅうで!!」

 山間県道から伐採を見ていた
tochikoが森の変化に気が付いていた。

 恐れ入りました m(_ _)m

◆杣道の果て
 三辻の北面を通る杣道は
この森のまほらに分け入る。

 どうなっているだろうか。。。

「もう一つの森が変わった!」

 風も射し込む陽も変わった
森の中のもう一つの森に入る。

 まほらの南に並んでいた
杉が伐られ風景が開けた。

 tochikoの言うとおりだったな。

でもこれもいいかもしれない。

                                                   

◆自然の変化

 さあ 帰ろうか。

 自然は常に変化している。
伐られた杉は元々植えたもので
風と陽射しが変われば植生が変わる。

 風も日光も植物には必要で
例えば樹は風で樹皮の更新を行い
風を奪うと森は小さくなってゆく。

 また変化を観察出来るな。

◆かえり道
 自然は人の関わりなど
比べものにならないほどの
巨大な力で災害も繰り返し
時に絶滅もあり命は強くなった。

 自然は人の知恵や助けなど
全く必要としない強いもので
私たちの祖先がしてきたように
頭を垂れて生きるしかないだろう。

                                                       

◆口福のこと

 「お昼どこでする?」

杖塚がえいろうと思う。

 「えぇですね!」

 「肉味噌作ってきました」

口福担当Y'sの調理が始まった。

 昭和の子供に
袋拉麺はご馳走だったな。

                     

 「今年もお世話になりました。
    これからも共に歩いて下さい。」

「割り勘」でない「持ち寄り」で
新しい年も共に分け入ろうな (^_^)

            枯山へひとりがひとつ楽器持ち  吉田汀史