猿板

遊山黒子衆SARUの記録

大和の国遊山2010冬 日本を歩いたこと

大和の空

 登頂は果たせなかった大峰も
振り返れば美しい風景の中にあり
今回も思い出深い遊山となりました。
まほろばを歩
 日本最古の神社「大神神社
橿原市博物館での「平城京発掘展」と
橿原神宮」など遠征二日目は
奈良南部の文化にご案内頂きました。
 
祈りの国
 鮮やかに塗られていた
神社などの建物が無垢の色に帰る。
その過程を美しいと感じるのは
日本人の遺伝子の仕業でしょう。

私が同じ祈りの国チベットを訪れたときに
感じた違いをここでも観ることが出来ました。

◆共に生きる
 循環し常に変化する自然。
人の価値観を押しつける事なく
その流れに逆らう事なく生きてきた日本人。

自然の変化をそのまま受け入れ
祖先が築いてきた日本文化の「美」が
この国にしっかり生きていました。

◆SARUは遊山
 昨今の街は全国チェーンが増え
地方色が乏しくなってきましたが
ここにしかない自然や先人達が育んだ文化は
いま旅をしている確かな実感を与えてくれました。

 我々の祖先の遊び心が生んだ
世界初の庶民によるアウトドア「物見遊山」は
自然の変化。そして人の温もりを求める旅なんだって
改めて感じた国のまほろばの遊山でした。

                 「dahanさんって、お地蔵様みたいやね。」