猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨上がりの遊山 探梅

牧野を後に

 力強い植物たちの姿と
牧野先生の心に触れて
命の洗濯をしたあとは
探梅野宴を広げることにした。


◆花筵敷いて
 梅香る公園の一画に
昨日の大雨で散った
花びらが敷かれていた。



◆ご馳走頂いて
 今日の料理長はのぞみちゃん
構えてくれるは「本川村のきじ鍋」
                      
 tochikoはノンアルでごめんなさい。
             
 祖先が楽しんだ「探梅」とは
早咲きの梅の花を探して見あるくこと。
日本にはいい言葉が多いよね。



◆梅を愛でる
 四季折々の美しい風景を求め
野山を歩く「遊山」を生んだ江戸庶民は
きっと心豊かで幸せだったのだろう。



そして科学の基本は「自然観察」
日本が技術大国となったのは
世界でもまれな豊かな自然の変化と
謙虚に向かい合う心があったからだと思う。
                     
 「桜も咲き出したね」



                                        花むしろ一見せばやと存じ候  宗因