猿板

遊山黒子衆SARUの記録

食う寝る四国遊山 讃岐うどん遍路

UDONロケ地

2009年7月5日
 蕎麦派で小食の食う寝るさんを
四国の食文化を代表する
讃岐うどん」にご案内。
◆長田in香の香
 お遍路からはお代は頂かない。
その底辺に流れる「おもてなし」は
全てのお店に通じる「四国の心」。
始まりは「おもてなしのうどん」から。
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釜揚げの塩分を出汁の甘みで旨みにかえる。
経験に基づく技でバランス良く仕上げた
揺るぎない王道を行く香の香の釜揚げは
私河童のイチオシうどんです。
 釜揚げ 大350円
◆うどんの山下
 衝撃的なコシの強さが人気の
ぶっかけの元祖「山下うどん」
大きな徳利からダシを注ぎ
強烈なコシと喉越しを楽しむ。
直球正統派のさぬきうどんです。

イリコベースの酸味ある濃い出汁が
天かすと麺に程よく絡む。
「コシとは堅さでなく歯を押し返す力である」
と語ってくれる技のうどんです。
 ぶっかけ 大300円
◆三島製麺
 映画「UDON」のモデルとなった
讃岐屈指の釜揚げうどん。
製麺所だから出汁はひかない
醤油と卵の甘味で旨みを引き出す。

 地物醤油の塩分と卵の甘味で
旨さを奏でるシンプルなうどんは
讃岐うどんの原風景です。
 釜玉 大250円  
◆坂出 山下うどん
 釜揚げを昔ながらの「薪焚き」に拘る
立ちこめる薪の香りと湯気の向こうで
湯がきあがったうどんが
竹ざるでどんぶりに盛られていく。

 薪の生む遠赤外線が茹であげた
プリプリした弾力のあるコシと
丁寧に打ち込まれた麺のツルツル感。
それはかけうどんの一つの頂点です。
 かけ 小150円
讃岐うどん
 派手な看板から想像できない
素朴で飾り気のない「うどん一」

出汁も麺も突出するものはありませんが
非の打ち所もない完成度は匠の逸品。
 かけ 小200円
今回は“甘味”と“塩梅”のバランス
料理人のセンスが試される「肉うどん」。
ここで控えめな出汁が活かされます。
 肉うどん 500円
 さあ、2日間とは言え
5玉平らげた食う寝るさぁ〜ん!
四国の育んだ文化「うどん」は
如何でしたでしょうか?
   野遊びの終り太平洋に出づ  大串 章