猿板

遊山黒子衆SARUの記録

家から遊山2015冬 山道

のぞみ

 のんびりしすぎて
到着が30分も遅れてしまった。
のぞみ ごめんごめん m(_ _)m


◆分け入る
 天満様の境内を横切り
筆山登り口から山道に入り
街の喧騒から静寂のなかに入る。



筆山(標高118.3m)
 筆山は歴代土佐藩主と家臣が
照葉樹達に抱かれて眠る墓所
                          
春に葉を更新する照葉樹は
鬱蒼とした空気の中にあった。



◆皿ヶ峰(標高162.8m)
 木々が茂る大名の森を抜け
庶民の墓所「皿ヶ峰」に入る
かつての日本の権力者と庶民って
結構身近だった様に感じる。
                          
 10月高山から始まった紅葉が
やっとこの山に降りてきた。



 そしていつも風が吹いている。


                      
この風はご先祖様の心。
              
高知市を見下ろすこの山で
祖先の御霊はずっと私達に
風を送っている様に感じる。



                                            野の風にながく憩ひて展墓かな  橋本鶏二