2泊目の殺生ヒュッテまで
等高線にほぼ直角に登る
標高差約1,000mが始まります。
◆森を抜ける
槍沢ロッヂから約30分
旧槍沢小屋跡のテン場
ババ平（30張 標高2,000m）から
森林帯を抜け陽射しが注ぎます。
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◆鉾先を目指す
登りの本番は水俣乗越分岐付近
「大曲」（標高2,094m）から始まり
登山道を進むほどに勾配を増す
足場の悪い急登が続きます。
「グリーンバンド」（標高2,600m）
と呼ばれるハイマツ帯に至り
槍ヶ岳が姿を現しました。
さすが日本を代表する山岳風景
天を刺す鉾先は神々しく感じます。
急登と秋の陽射しを越えて
日暮れと共に木曽駒隊 標高2,800m見参！
◆贅の極み
収容人数1.5倍の宿泊者が殺到し
記録更新した殺生ヒュッテに
一番最後に付いた私達も
何とかテントを張る事が出来ました。
宿泊者は170名を超し
自炊室にも人が溢れ
私達は防寒着に身を固め
表のベンチで夕餐を楽しむ事にしました。
乾杯(^0^)/
風の無い好天に恵まれた
外が贅沢かも知れませんね。
◆星が笑う
今日の長く辛い登りも
すっかり忘れてしまった頃
見上げた夜空に
天の川が真上に架かり
今までに観たことない数の星が
私達に降り注いでいました。
流星の使ひきれざる空の丈 鷹羽狩行
