猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2009槍ヶ岳遊山 再会の時

早暁

「御来光」と呼ばれる山の夜明け。
刻一刻と変化して行く風景は
背筋の伸びる一時です。
◆早暁
 太陽を神として崇めてきた
日本人の遺伝子の仕業か
賑やかなSWにあっても
朝は荘厳な静寂が訪れます。
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◆山上の朝餐
 馬鹿で呑兵衛な河童が担ぎ上げた
YEBISU BEERは昨夜で底尽き
今朝は山小屋ビールで「朝プシュ」
  たまらんぜよ!
 3,000mの炊爨に成功しました(ホッ・・・ ^^;
その河童流炊爨はこちらで。
今朝は生鮭と炊きたて飯のおじや。
山の朝は栄養と消化の良さが大切です。

◆大切なこと
 今日は鉾先を目指し
また下山を始める日。

 そして今年の夏
この山で命を落とした大切な友に
花を手向ける山行でもありました。

◆手向けの花
 かつて一番大切な友の遺体を
雪崩跡から掘り出した経験があります。

確かにそこに至る経緯には
彼に落ち度があったのでしょうが
彼が命と引き替えに残してくれた
メッセージを伝えること。

それが残されたものの努めだと思い
また私達がそれを果たし続ける限り
彼はずっと生き続けると思っています。

 2人が散った尾根の方から
沸き立つ二筋の雲が
私には天に向かって羽ばたく
大きな鳥のように見えました。

                 流すべき流灯われの胸照らす 寺山修司