猿板

遊山黒子衆SARUの記録

ガイド慎子浅間山遊山 浅間山笑う

トーミの頭から

黒斑山は浅間山の外輪山。
入山規制中の主峰にかわり
この頂で浅間山登頂とする
人も多いと聞きます。
◆黒斑山から
 我々の目の前に
淡い新雪を纏った
浅間山が現れました。
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広い裾野にそそり立つ主峰は
頂付近から噴煙を上げ
生きている事を知らせています。

浅間山
 我々が立つ外輪山は
険しい表情の岩稜を持ち
自然の荒々しさを刻んでいます。

その天然の要害に守られた主峰は
なだらかな神の優しさがあり
天に向かう雪のグラデーションを
見せてくれました。

◆冬を耐え
 四国から長野への道中は
激しい風と雨が叩きつける
不安の中にありました。

しかし強い風は回復に向かうもので
雨も高山では雪であったようで
山に登って全ては美しい風景へと
繋がるものであった事を感じました。

◆山笑う
 春は人も変化の季節です。
でも世の中に悪いことは何も無く
全ては結果に向かう
課程に過ぎないと思います。

そして頑張ればきっと良い報いとなり
我が身に帰って来るだけだと
この美しい風景の中に来て
改めて感じた旅でした。
 慎子、頑張れよ!
 連山の 肩組み合うて 笑ふなる  本井英