猿板

遊山黒子衆SARUの記録

狐の遊山 おもう 結

庵から

 「孤独」と向かい合う一時は
お酒と森の精霊達が話し相手になります。
◆陽が射す
 テントに帰り杯を傾け
「孤独」と向かい合う静かな時
夕暮れに近づくごとに雪が止み
やがて日が差し始めました。
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 降ったばかりの真雪の表は
天候の変化を告げる風に揺られ
斜陽を乱反射し輝きます。

◆抱かれる
 森に守られる。遠くで鹿が鳴き
風が尾根を駆け上がる音が聞こえます。
天候は回復ですが冬型が強まり
ここは穏やかでも稜線は荒れるようです。

◆森に想う
 千年前の蓮の種が目覚めた事もあります。
人は木の樹齢を数えることが出来ても
その種がいつ生まれたのかは解らない。
種は土の中で「その時」が来るまで千年以上も眠る。

 鹿にその身を食われようが
人に伐採され、網を巻かれようとも
もののけ姫」に描かれた様な
荒ぶる神は現れない。

◆柞は
「私たちの遺伝子は絶えることはない
 そんな事しなくても大丈夫だよ。」
木々は微笑んでいる様に思います。

「でもね、人はそうはいかないんだよ。」
木々は私に語ってくれた様な気がしました。
 人には英知があるはず