猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雪の国見山遊山 森のこと

道導

 祖谷の国見山は双耳峰。
山麓から頂上部に上がれば
頂上に向かう道はなだらかです。


◆山陵の道
 先人達の山への関わりは
ここまでは至らず山頂部には
ブナ達の自然林が生きている。



◆山眠る
 落葉し冬を眠る橅の森に
斜陽が射し雪に影が伸びる。


             
影を落とすの木々は
天に向かって無数の枝を広げ
                               
何かを求めている様に見える。


       
◆柞の森
 植物はCO2の炭素を食べて
いらない酸素をはき出し生きている。
 だから「殺生」を必要としない。



やがて天寿を全うすれば
菌類や動物たちが植物を食べて
炭素は再びCO2として大気に還り
その循環で森は生きている。
                         
死なない植物があれば別だが
森が二酸化炭素を吸収し
酸素だけ増やすことはあり得ない。
 だってCO2が無くなれば植物は死滅するから。



 道が空に近づいてきた
山頂はもうすぐですね。


                    
海に続く四国の山並が
気持ち良く感じる休日です。



                                  枯山に鳥突きあたる夢の後  藤田湘子