猿板

遊山黒子衆SARUの記録

笹ヶ峰山行 其の三

kurokoshusaru2005-11-11

 丸山荘を後に我々は頂上を目指しました。
小屋から上はダケカンバの森に変わり、
黄色の紅葉が美しいのですが、
残念ながら盛りは過ぎていました。
 でも天候に恵まれたこの日は、眺望も良く、
これぞ稜線の醍醐味の感があり、足取り軽く頂上を目指します。
 この笹ヶ峰は、頂上付近のコメツツジの群生でも有名な山で、
この日も、半分ぐらい残ったコメツツジの紅葉した葉が、
天空の珊瑚礁のようで綺麗でした。
 頂上でまどろんでいると、何人かの登山者が登ってこられ、
皆さんそれぞれの頂上の気持ちよさを楽しんでいましたが、
我々は登ってきた道を変えて、植生が面白いもみじ谷ルートで、
丸山まで下りることにしました。
 四国では数カ所しかないシコクシラベ(モミに仲間)の林を過ぎ、
幹が踊るオオイタヤメイゲツ(楓の仲間)の森を抜け、
丸山荘のすぐ裏にある丸山の頂上でちょうど昼を迎えました。
 丸山はどっしりした笹ヶ峰が目の前に控える私のとっておきの場所です。
昼食をすませ、各自青空の下で昼寝を楽しみました。
 寝っ転がって青く澄んだ空を見ていると、この青空の向こうに、
天の頂きに登られたお父さんがいるような気がしました。
お父さん又会いに来るよ!!

ちなみに今回のコースタイム(平均年齢33.3才男性3名)
 高知(194号線いの町経由1時間30分)西条市下津池(未舗装路有り20分)登山口
 (植林帯急登有り50分)宿(ブナ林40分)丸山荘(ダケカンバ林40分)頂上
 (もみじ谷経由1時間)丸山(1時間30分)登山口