猿板

遊山黒子衆SARUの記録

霧の筒上山 其の一

kurokoshusaru2005-11-07

 文化の日の天気予報は「曇り時々雨」。
平野部の天気予報より山が良かったは少なく、
雨は覚悟しなくてはなりません。
 雨も又良し!
恵一事「イタチ君」と筒上山に行くとにしました。
 ここでイタチ君についてご紹介。(当人はこの妖怪名は不満らしい)
彼は大学を卒業したばかりの23才。
高校時代は山岳部に属し、釣りも大好きな新社会人です。
我々とは彼が高校生の頃から山に付き合ってくれて、
経験は十分。今後のSARUでの活躍が期待されます。
 そのイタチ君と二人で高知を5時に出発し、
標高1,492m(イヨノクニ)の「土小屋」から筒上山を目指しました。
 この「土小屋」は深田百名山の一つ石鎚山の登山口でもあり、
紅葉盛りのこの日は、沢山の登山者や行楽客が訪れていましたが、
我々二人は皆さんと反対の方向に歩き始めました。
 やはり天気は濃い霧が出て小雨が降っていました。
でも風がないので、我々は傘を差して歩くことにしました。
(実は私はレインウエァーを着るのが好きではありません。)
片手がふさがるので、足場の悪いところは注意が必要ですが、
蒸れずに山の空気を感じることが出来ます。
 落ち葉がカサカサとなる心地よい登山道を歩きはじめ、
霧の森に入って行きました。