猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 ふゆ日日

                             

 「今年もありがとう」

    「来年もまたよろしく」

  年末年始のアイテムはもちろん
    ギフトにもふさわしいあれこれを
      冬の日日に集めました。

◆作り手 繋ぎ手 買い手

 「行きたかったんです!」

そんなTommyさんが帰る日
友人が営むギャラリーの
今年最後の企画展を訪れた。

 ご主人が一年の締めくくりに
見立てた作り手たちの作品が並ぶ。
自分でなく他の価値観も認めること。
その方が温かく生きられると思う。

                       

◆用の美
 機能美は機能的と合理的が
中心となっていると思うが
先人は日用品とりわけ器の機能と
心の充足を重要視していたと思われる。

先人は用の向こうにある美を好み
人生を豊かにする民芸を生み出した。

                      

◆和むこと
 用の美は機能的であると共に
手にして心を満たすかどうか。
「親しさ」を感じるかどうか。

その民族的、風土的な背景
歴史や生活空間に裏付けられた
「親しさ」「和み」があってこそ
使う人の心が満たされる様に思う。

                     

◆共に暮らすこと
 たとえば「なに焼きか」と聞いて
焼き物を選ぶのはどうだろう?

 心さえ和めば自分の好みは
もっと大雑把で単純なものでいい。

 それが心温まり居心地がよい。

                     

 「また来ます!」

   「どうぞお越し下さいませ」

 また一つご縁を繋げたな。

    どうぞよい年をお迎え下さい。

                    年の市線香買ひに出でばやな  芭蕉