猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 原画展「道具」

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  尾崎浅子さんによる消しゴム版画の
 カレンダーができあがりました。
 その原画の数々を展示いたします。

◆山に行かない休日

 「いい作品と出会ってねぇ」

そんなお誘いを頂いた
友人のギャラリーを訪れた。

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◆技の伝承
 つくるために つくられたかたち
 手になじみ 使いやすく 美しい
 長い年月をかけて先人たちが作り
 改良し 磨きをかけてきた道具

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 そのかたちは日常の中にとけこんで
 あたりまえに手にとるもの。
 ふと目をとめて
 あらためて じっと眺めると

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 なんとも理にかなった機能美
 道具ってすごいな
 人の手ってすごいなと思います。

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 それらを使って出来上がったものは
 人を生かし 笑顔にし 繋げていきます。
 家の中でも また外の世界でも。

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  消しゴム版画ならではの
  インクの風合いを
  ぜひ原画でご覧ください。

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◆物々交換
 昨今の山の道具もそうで
真似た安いものを多く見かけるが
今の形に至る労力がなくなれば
その文化が廃ると思っている。

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なので私は自ら稼いだお金は
一から作る「労力」と交換したい。
それも孫子の代に先人の文化を
継ぐことに繋がる思っている。

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木版画とは違う優しく力強い風合いを感じる。
お歳暮のカレンダーもこれで決まりやね。

 この原画を玄関に飾るのもいいと思わない?

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                  ともかくもあなた任せのとしの暮  一茶