この前まで最年少で
母に手を引かれて歩いてた
hikaがケイシの手を引いていた。
◆無垢な心
子供たちに初対面はない。
そして群で遊んでいるうちに
年上のものの行動を見て学び
きちんと心を繋いでいる。
◆思い遣る心
ルイは歩きながら
ずっと樹を見ていた。
「ケイシの杖を作るが」
真っ直ぐで
軽い立ち枯れを探してたのか。
◆林道歩き
ひらいた ひらいた
なんの花が ひらいた
れんげの花が ひらいた
ひらいたと 思ったら
いつのまにか つぼんだ
つぼんだ つぼんだ
なんの花が つぼんだ
れんげの花が つぼんだ
つぼんだと 思ったら
いつのまにか ひらいた
◆牧野先生の心
人の一生で
自然に親しむということほど
有益なことはありません。
人間はもともと自然の一員なのですから
自然にとけこんでこそ
はじめて生きているよろこびを
感ずることができるのだと思います。
自然に親しむためには
まずおのれを捨てて自然のなかに
飛び込んでいくことです。
そしてわたしたちの目に映じ耳に聞こえ
はだに感ずるものをすなおに観察し
そこから多くのものを学びとることです。
そうして先人たちは
美しい祖国日本を愛する心も
養ってきたのだろう。
子に母にましろき花の夏来る 三橋鷹女