「これもアートです」
ろくべえさん提案の遊山は
瀬戸内海の島を巡り少し山も歩く
海抜0mから始まる遊山だった。
◆港を出る
サンポート高松を8:00にでる
始発フェリーに合わせて家を出て
私達の令和五年の初山は始まった。
「カラフルな船ですね」
瀬戸大橋の経済効果の影で
衰退した経済も確かにあるけれど
社会前進のための新陳代謝だろうな。
◆静かな船旅
ガラガラですね。
「シーズンオフですから」
三連休とは言え朝も早いし
山屋の時間は世間と違うかもね。
しかし揺れませんね。
「ここは内海ですから」
そんな穏やかで静かな船内に
薄雲から朝陽が射しはじめた。
◆島に着く
高松港から女木島を経由した
40分の船旅で男木島に上陸した。
「作戦会議して行きましょう」
8つの言語文字をデザインした
貝殻をイメージした白い屋根を持つ
瀬戸内国際芸術祭2010で制作された
スペイン現代芸術家の「男木島の魂」
しかし・・・。
「オフシーズンですから」
そうですね。
「まあ 行ってみましょう」
◆海岸の道
「あんた キジシロ!」
ここ瀬戸内の島々は
猫が多いことでも有名だ。
「ここは猫200島民160です」
ろくべえさん達が導く遊山は
男木島集落から離れた海岸に沿う
島北端に立つ灯台への道から始まる。
まさに海抜0mから遊山ですね。
寒雲に覆われた瀬戸内海に
荷を積んだ船が浮かんでいる。
これもいい風景だなぁ。。。
何もかも知ってをるなり竈猫 富安風生