猿板

遊山黒子衆SARUの記録

初山の瀬戸内遊山 花水仙

                       

 「咲いたら よぉけ来ます」

海岸に沿った灯台への道から
水仙郷と呼ばれる島の名所へ
寄り道する山道にはいった。

◆島の山道

 「ここから山登りです」

照葉樹林の生活道と思われるが
ところどころ急斜面を登るため
次第に熱くなり上着を脱いだ。

水仙

 「少し咲いとるわ」

この一帯は一千万本以上もの
「すいせん」の花畑が広がり
開花に合わせ多くの人が訪れる。

                             

 ただ花期は1月下旬からで
この日はつぼみや気が早い
水仙たちが迎えてくれた。

 満開は見事でしょうね。

 「雨 来ましたね」

 山歩きを終えた山道を下り
再び島を巡る灯台への道に降りた。

 高山は雪で風も強そうだな。

                                                   

◆島の灯台
 小雨降る島道の果てに
明治28年に建てられた
御影石造りの灯台が現れた。

 「休んで行きましょう」

灯台内部の展示室は
休憩所も兼ねていた。

 「ぞうぞ召し上がって下さい」

                               

 「これ詰めよったんな」

Kaoさんサプライズのあなご飯!
お店どこも閉まってたし
Kaoさんは命の恩人です!!

◆男木島のこと
 少し早いお昼を済ませて
海岸の道で集落に引き返した。

                 

 平地が少なく坂道が多い男木島は
日当たりが良い南西斜面に迷路のように
民家が入り組んだ独特の集落の石畳や石段
曲がりくねった路地に昭和の風情を感じる。

 港の大鳥居から始まる参道を登り
永く男木島を見守ってきた神社に上がる。

                 

  山幸彦の妻であった豊玉姫を祀る神社。
 島に残る豊玉姫伝説ゆかりの地として知られ
 島人から「玉姫さん」と呼ばれ親しまれている。

            = 香川県HPより抜粋 =

 「昔は沢山の
    子供がいたんやね」

                 

家ありてそして水仙畠かな  一茶