猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「立花」 固有種

置き土産

「ちゃんと
   持って来ちゅうきね」
いつもの場所に辿り着く。


◆置き土産
 子育て期に入った親鳥にとって
これ以上の土産はないと思いますよ。
でもそろそろ山の鳥たちは
和宏さんを認識してるかもしれませんね。



◆変わるところ
 風の強い場所に生きる樅は
森を守っている様に感じる。



 西島リフト駅に近づき笹原に出る。
笹も森を守っている事を実感している。


               

この日梅雨とは思えない
さわやかな風が吹き上がり
汗をぬぐってくれた。
 街でこの風はないなぁ。
                 
◆立ち姿
 最後の急登かかる
頂上部東斜面にその花の群生地がある。



  =イシダテクサタチバナ(石立草橘)=
   ガガイモ科 カモメヅル属の多年草
    山地の林下生息する四国固有種
    花期は6〜7月で
    ミカンによく似た花を咲かす。
                    
 毒が強いといわれるこの草は
鹿が嫌うため毎年増えている様に思う。
動くことが出来ない植物はほぼ全て
大切な葉に動物に対する毒を持っている。



                     夏あはれ生きてなくもの木々のあひ  室生犀星