猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「立花」 口福時

山頂の鳥居

 山頂の鳥居を潜る。
剣山はそれ自体がご神体。
私たちの祖先は山に神を見いだし
自然に頭を垂れて生きてきた。


◆帰るところ
 日本は八百万の神様がおられ
西洋では悪役にされた狼すら
祖先は神として崇めた。
 私はその心を誇りに思う。



◆荷揚げたもの
 今日の一番の目的は
山小屋へのお中元にあった。
                 
その少ない登山者にも
しっかりお裾分けを振る舞う。
 ほんと人が好きなんだなぁ (^_^)



◆山頂食堂
 「今日はテラスで食べようや」
小屋のフライパンをお借りした(笑)


                

 「今日は簡単ですまんこって」
いやいや山頂で贅沢なことです。
                   

◆かえり道
 雲が重く下りて来た。
この週末も天気が悪く
宿泊は殆どキャンセルされたと言う。
                
山小屋の登山道の整備もそうだが
自然相手の仕事はご苦労が多い。



 今日はtochkoの思いやりで
下りはリフトを使うことにした。
                    
リフトに沿って
様々な植物が植えられて
梅雨も半ばを過ぎて
ツルアジサイが咲き始めた。



 ナナカマドの花?
初めて見たなぁ。
                    
これでもかと言わんばかりに
花を咲かせる栃の老木。
 まさに森のシャンデリア。



 「やっぱり降りはじめたね」
これからの不安定な午後は
要注意ですね。


               


  空の音空にて消ゆる栃の花  正木ゆう子