猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「川井峠」 常磐木

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 「東宮山へ上がりませんか」
しだれ桜が咲き乱れる山里は
頂に2つの神社を持つ山があると言う。


◆再び峠へ
 秘境と言われる木屋平地区の
R438号にある川井トンネルを抜け
標高約700mの川井峠に再び車を置いた。



◆神々の山
 東宮山(標高1,091m)は
徳島県神山町美馬市木屋平の境界付近に位置し
頂上に「東宮神社」と「春宮神社」の
2つの祠が祀られている信仰の山。
                     
神山町側の「東宮神社」は天照大神、国常立命
木屋平側の「春宮神社」は土御門天皇
後嵯峨天皇を祭神として祀っている。



                 
◆人の森へ
「甘いものでも
   いかがですか?」
 山道を抜け一旦林道に出る。


        
 人も自然の一員である以上
人為的な風景も自然といえる。
 たとえば鳥の巣も同じ。
                    
 林道から再び山道に分け入る。
やぱり若葉は気持ちが落ち着くなぁ。



                            樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ  日野草城