猿板

遊山黒子衆SARUの記録

八田さんの自家旅「三嶺」 分け入る

美良布の曼珠沙華

 暑さ寒さも彼岸まで。
土佐も彼岸に入り朝夕涼しく
三嶺に向かう国道沿いの畦道には
真紅の彼岸花が咲き始めました。
◆共に追う
 「そのツアーに参加決定!!」
八田さんが手を上げてくれた
奥物部の変化を追う山行の始まりは
いわし雲が天気の変化を告げていました。

◆共に迎える
 「真っ茶、茶だね」
この週末も物部川は土石色。
今期この川の澄んだ水面を
私は観た記憶がありません。

そんな大雨に見舞われた奥物部の集落に
今年も稲木が立っていました。
 良かった 良かった・・・。

◆共に感じる
 「これを越えるの?」
25年間通い慣れた林道が
これほど一度に崩れる風景は
私も初めて体験するもの。

「旧に復する事を繰り返せば
  地元にもお金が入るのさ。」
「そうだよね。上手く考えたものだね。」

「さて、河童ちゃんの言う
  森の変化を見に行こうか。」

 そうしよう。
25年間共に山を歩いた盟友よ。
             

 そして
今日も居てくれて
 本当にありがとう。



                              つきぬけて天上の紺曼珠沙華  山口誓子