前線を伴った低気圧が接近し
西から天気が崩れ早朝九州から雨が降る。
四国は午後には雨雲が到達するだろう。
明日は早駆けだろうな。
◆川を遡る
今回前線の発達は大雨や
雷の発生も予想されている。
そんな春の嵐が来る休日は
tochikoと奥物部の森を訪れた。
日の出前に家を発ち物部川を溯り
夜明けを迎えた美良布から観る
奥物部を覆う雲は高く明るい。
なんとか午前中はもちそうだ。
◆彼岸の入り
「鳥が止まっちゅみたいや」
暑さ寒さも彼岸まで
モクレンも花が多いようやね。
今年土佐の桜も早く
旧物部村に入るトンネル手前
かつて通っていた峠の食堂の
しだれ桜はすでに満開だった。
◆韮生郷に入る
旧物部村の中心地
大栃のダム湖を囲む桜も満開だ。
大栃から物部川を別れ
源流を目指す上韮生川は
冷たい雪解け水で澄んでいる。
昭和55年廃校となった
久保小学校も桜に囲まれている。
この老桜は廃校まで何人の子供の
成長を見守ってきたのだろう。
「東山魁夷の世界やね」
日本人好みの風情があるね。
これから桃が咲く。
椿はもう終わりのようだ。
「ヤマドリ 山鳥!!」
山に棲むキジ科の日本特産種
雄は翼で「どどど」と胸をうち
これを「ほろを打つ」という。
去年の春も山鳥で始まった。
こいつぁ 春から縁起がいかもな。
さまざまのこと思ひ出す桜かな 芭蕉