猿板

遊山黒子衆SARUの記録

天辺の雪見酒遊山 あかるさ

あかるさ

 長いラッセルで森林を抜け
カヤハゲの頂に辿り着いた私達を
澄み切った風景が迎えてくれました。
◆寒の月
 「ほら、お月さまやぁ〜♪」
頂から望む霊峰剣山の上に
昼の月が浮かんでいました。

◆振り返る
 二人で来た道を振り返れば
私達だけの足跡が残っている。

これも冬山の醍醐味なのでしょう。

◆庵を結ぶ
 山に登ってしまっては
その山を観ることが出来ない。

今回私達の雪見酒の目的地
剣山系の真ん中にあるマイナーな頂に
幕営する人はそうはいないはず(笑)

◆静かに待つとき
 天幕を張り至福の時に乾杯!
バーナーに火を熾しtochikoと共に
生きている実感を分かちあう一時。

夕照に輝き笑っていらっしゃる女神様は
今宵どのような姿を見せてくれるのでしょう。

                                   あかるさや風さへ吹かず寒の月  樗良