渓谷から急な斜面を這い上がり
辿り着いた奥物部の森の入り口は
大きな樅の門番が守っています。
◆森へ分け入る
「おはよう。久しぶりやね。」
tochikoのMothertreeである栃の大木は
今は冬の眠りの中にあり大きな枝を
毛細血管のように宇宙に広げていました。
◆雪舟に乗る
夏の避暑地「ヌル谷のナロ」から
カヤハゲ（東熊山）の尾根に取り付く。
深い谷から立ち上がった尾根は
雪を集め吹きだまりは膝に迫り
スノーシューの出番になりました。
◆寛ぎを頂く
日当たりの良い場所を好む
ミズナラの大木が守る尾根。
この木が大きく育ったところは
冬の休息に持ってこいの場所となり
私達はお弁当を広げることにしました。
白髪山を眺めながらポカポカと降り注ぐ
お天道様に包まれて眠気まで訪れます（笑）
◆空に向かう
半時間ほど微睡みを頂いたでしょうか。
再びカヤハゲ尾根を登り始めました。
この森の最前線にある
ブナの大木は私のMothertree。
この老木に出会う頃に
森の向こうに四国の女神が現れます。
雪嶺よ女ひらりと船に乗る 石田波郷
