猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雪の西熊林道遊山 森の仲間達

仲間と共に

 誰も歩いていない雪面に
自分だけ足跡を残すのは気持ちいい。
これも辺境の島国四国ならではの
贅沢なのかも知れませんね。
◆ぼくらはみんな生きている
 降ったばかりの雪は風で運ばれるため
舞い上がる高い場所ほどふき溜まり
ガードレールが埋まる箇所もありました。

◆生きているからうれしいんだ
 誰も歩いていなくても
山に生きる仲間達の跡は刻まれています。
 この長い足の主は和鹿。

足の短い犬の様な足跡は狸。
家族で行動していたようですね。

深い雪をスマートに歩くものは
森のハンターキツネです。

◆手のひらを太陽に透かしてみれば
 真っ直ぐ続く鳥の足跡
これはキジの仲間のヤマドリ。

これは鳥の羽ばたきの跡。
この大きさからしてカケスかなぁ?

蹄の短い足が雪を掘り進んでいる・・・。
そう、猪ですねぇ♪しかも大物ですよ!!

◆みんなみんな生きているんだ友達なんだ
 今期の厳しい冬のニュースを
私達は温かい家で眺めていますが
山に生きる者達はここで懸命に生きている。

 ウサギが駆け抜けた跡に
長く伸びるスマートな蹄の跡は・・・。
               
 「そうか。おまえかぁ(笑)」
   突として山道よぎりゆく兎  渋沢渋亭