猿板

遊山黒子衆SARUの記録

入らずの山の遊山 出会の時

仁淀川町長者

 R439から見える段々の集落は
私の父方の里旧仁淀村長者の部落。
この道は一山越えてtochikoの里
高岡郡津野山郷に続いています。
新雪の風景
 寒気を伴った高気圧が張り出し 
澄んだ空気に覆われた四国山地
降ったばかりの雪が光を添えていました。

◆お留山に入る
 今回訪れた「不入山」(いらずやま)は
仁淀村と津野山郷境にある独立峰で
その変わった名は幕政期に土佐藩
「お留め山」であった事に由来します。

 この独立峰が生む四国屈指の
雨量を活かした林業は昔から盛んで
頂への道も林道歩きから始まります。
                 
◆息吹きの風景
 新雪に覆われた静かな林道を
歩いているのは私達だけではありません。
 三角形の足跡はウサギ。
底辺の方向に走っています。

 これはキツネ。
直線的でスマートに歩きます。


       
これはヤマドリとヒメネズミ。
こちらは説明の必要はありませんね。



 夏場は鬱陶しい林道歩きも
冬は可愛い出会いがあって
なかなか楽しいものなのです。



                                    昼ぬくくひとのみちゆく狐かな  松村蒼石