四国の山の頂で迎える朝。
天幕はいつも静寂の中にあり
それは辺境の島のならではの
贅沢だと思っています。
◆目覚めのとき
次第に明るくなり現れた雲が
朝の風と共に山頂を静かに流れ
今朝の一期一会を見せてくれました。
◆朝のひととき
身も心も引き締まる静かな朝
そんな一時には質素な食事が良い。
◆かえるとき
秋の夕日に 照る山もみじ
濃いも薄いも 数ある中に
松を彩る かえでや蔦は
山のふもとの すそ模様
谷の流れに 散り浮くもみじ
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦