ほとんどの四国の山は
植林から歩くことが多いが
ここは標高1,420mの登山口から
ブナなどが生きる自然林から始まる。
◆登り始める
山道は標高差535m距離2,600m
行程約2時間は錦色が楽しめそうだ。
◆もみじ
秋の夕日に照る山もみじ
濃いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓や蔦は
山のふもとの裾模樣
溪の流に散り浮くもみじ
波にゆられて はなれて寄って
赤や黄色の色さまざまに
水の上にも織る錦
度重なる災害
日本は自然に対抗する家は作らない。
移ろう自然に「対抗」ではなく「従う」
日本はこれを「枯葉」と見ない
終わりの向こうの再生に期待する。
無情(移りゆく)こそが物事の摂理
風土は心に刻まれ継がれるもの。
日本人に生まれて良かった。
かざす手のうら透き通るもみぢかな 大江丸