かつて雪光山は「不入山」として
月の半分しか入山が許されない
神聖な場所とされていました。
◆里雪
その頂までの道の殆は
単調な植林が続きますが
強い寒波に伴う雪は
静かな風景を見せてくれます。
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太平洋側になる柿ノ又にも
四国山地を越えた軽い雪が
舞い降りていました。
◆名残
林野行政の皆伐とは違う
享保年間の藩有林払い下げから
始まった木の切り出しは
今に継がれる神への祈りが聞こえ
競争に弱いアカマツが
大きく育っているのも
自然と共に生きようとした
先人の心の名残でしょう。
◆稜線
やがて道は稜線近くで
山を削り進む林道に上がり
その風の通り道には
雪が舞っていました。
頂上近くに迫る林道終点から
再び稜線の植林へ入って行きます。
◆出会い
稜線の道で正規登山道
手水地区からの道に出会います。
頂上付近にかろうじて残った
自然林はツツジに覆われ
まばゆい光が差し込めば
その頂に至ります。
