猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雪の堂ヶ森 想切る 結

雪煙

 今年の雪は本気です。
稜線に近づくごとに益々雪は増え
吹き溜まりは胸を越えています。
◆泳ぐ
 急な斜面は雪の壁です。
スノーシューの下にも
雪は優にピッケル分はありました。
膝で雪を崩す「ラッセル」が始まります。
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 こうなれば登山道は関係ありません。
ただひたすら雪の中を泳ぎ
真っ直ぐに稜線を狙います。

◆突破
 灌木帯の合間を見極め
稜線へラストアタックをかけます。

 深い雪にスピードを奪われ
最後は壁に頭から突撃し
もがきながら突破。

雪にまみれで稜線に這い出ました。

◆終焉
 その時、思いがけないことが発生し
この日の行動は中止となりました。
 「河童のプラブーツ破損」
10年目になる靴です。仕方がありませんね。
 店長御免 by 河童
◆緩む
 稜線から見る新雪を纏った堂ヶ森
目標を目の前に無念の敗退ですが
山はまたおいでと微笑んでいました。

 これも今日の一期一会と思い切り
心地よい疲労感と美しい風景に包まれて
昼食を楽しみ下山することにしました。
 あとは温泉。温泉!

◆湯けむり
 和紙の町いの町にある「かんぽの宿伊野」
そのナトリウム・塩化物温泉は
神経痛・筋肉痛・皮膚病などに効くと言われ
塩分を含むサラサラしたお湯に疲れが解れていきます。

 露天風呂から見える仁淀川を渡る列車は
四国らしい風景ではないでしょうか。
「よし、来週リベンジだ」
 つづく
 そして来週
あの男が帰ってくる。
 戦へ