猿板

遊山黒子衆SARUの記録

神隠し遊山 棲み家に帰ること

紅葉一輪

神隠しは天狗の仕業
 古来よりある「神隠し」については、
天狗に連れ去られ山中をさまよい歩き、
高い木の上などで寝起きをさせられたとか、、
人の滅多に行かないような山中で、
美しい所へ連れて行かれ
ご馳走をふるまわれたなどの体験だと言う。
 そして現在に生きる讃岐の天狗は、
自らの塾に集まった子供達を神隠し、
我々他の妖怪どももそれに荷担しております(笑)

◆木霊の森へ
 その天狗はその子ダイチャンとかつての教え子
テル、ヒロセ、肉ウサギとその学友クリスを伴い、
河童は土佐の次期主力妖怪恵一を従え、
木霊の森「ヌル谷のナロ」に向かい歩き始めました。

 その日の林道は紅葉が美しく、
正に我々を異次元に導くようでもあります。

 やがてもののけ界へのトンネルが現れ、
一人一人吸い込まれていきました。
ふふふふ・・・・。

◆木霊とはキノコなり
 さて、秋と言えば食欲。
今回のメインは現地調達キノコです。
今年は秋に入って雨が少なく、キノコも少なめでしたが、
なんとかコガネタケ・ホコリタケ
ムキタケ・ブナシメジなどの収穫にありつくことが出来ました。
(注:コガネタケは人によってあたります)

 特に今回の目玉は、このスッポンタケです。
不思議な造詣をしており、
独特の強烈な匂いを放っているのですが、
食べてみればその食感と味には驚かされます。

 さあ長笹谷にかかる橋を渡り、急登を越えれば
木霊の棲む森「ヌル谷のナロ」に到着です。

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