猿板

遊山黒子衆SARUの記録

わいちゃんのヌル谷遊山 分け入る

雲の毛羽立ち

 この日四国上空には
大陸の寒気が流れ込み
雲も雨を知らせる様に
端々が毛羽立っていました。
◆源流に入る
 私達は林道を離れ
いつもの森に入って行きました。
ここは私達遊山黒子衆SARUの
原点でもあります。

◆ヌル谷のナロ
 最後の登り返しを越せば
ヌル谷のナロに入って行きます。



ここの呼び名となった「さおりが原」は
南沙織ファンの高知大生が呼んでいたもので
先人は「ヌル谷のナロ」と名付けており
私たちは本来の名で呼んでいます。

◆tochikoの大栃
 今宵の宴会場にザックを降ろし
アタックザックにお弁当を詰めて
三嶺を目指し歩き始めました。

 「これが私のMother tree」
物部川源流に生きる
栃の老木がtochikoの森の母。



その年老いた大樹も若葉を芽吹かせ
冬の眠りから目覚め始めていました。


               
◆森へ帰る
 一時間ほど森を登れば
三嶺の見える尾根筋に至り
そこでお昼を摂っている時
雨が降り始めました。


三嶺は冬休みの楽しみにしようよ」


私達は来た道を下ることにしました。



                             春雨のあがるともなき明るさに  星野立子