猿板

遊山黒子衆SARUの記録

山岳写真家H氏撮影同行記ノ三

kurokoshusaru2005-11-30

翌朝三時起床し、手早くテントを撤収。
国民宿舎駐車場より、
石鎚山登山口に車を移動。
気温2度。
満天の星空なんですが、
まだ真っ暗です。(当たり前か)
3:30準備完了し、
ヘットライトを頼りに登り始めましたが、
いきなり大きな雷鳴が轟き、雨が降り始めました。
傘差し登山もまたよしなんですけど・・・
「大丈夫かな??」「貴重な体験が出来るかもしれないよ」
でも落雷が当たるのはイヤです。
 相も変わらない何の為にもならない、
冗談で笑い転げ、たまに滑落しそうになりながら、
歩き始めて30分位たった頃でしょうか、
傘に当たる雨音がいつしか静かになっていました。
「雪だね・・」
雨はいつの間にか雪に変わっていました。
「久しぶりの再会だね。」
周りはみるみる白い世界に変わっていきます。
 1時間程で二の鎖に到着。
この頃には雪も止んでいましたが、雲の中です。
こりゃ雲の切れ間の天狗岳におはようできるかな。
期待に胸ふくらませ、
誰にも会わない頂上への階段を登って行く烏合の衆です。