猿板

遊山黒子衆SARUの記録

孤高のカメラマン撮影同行記 承

賑わい

◆成就社
 西ノ川から7分間恐怖のロープウェイで、
標高1,300mの成就駅に無事到着しました(汗
(当たり前なのでしょうが・・・)
 実は八田さんは金曜日から入山しているので、
私は一人で追いかけていますが、
駅は天気の良い休日で沢山の
スキーや登山客でにぎわっています。
 
 スキー客とはここでお別れし、
駅からゆっくり30分程奥にある、
成就社本殿に進みます。

 ここには旅館やおみやげ屋、食堂などがあり、
年間30万人訪れるという登拝・登山者の拠点になっています。
 さあ、そんな賑わいもここまで、
登山口の表札がある山門をくぐれば、
静かな登山道が始まります。

◆八丁坂から
 成就から八丁坂を標高100mほど下る
頂上に向かうその道は、
美しい石鎚山を眺めながらの、
日当たりの良い落葉樹林の道となります。

 先日来の寒波で降ったばかりの雪が、
枝に可愛く留まり真綿のようで、
見ていて飽きることはありません。

◆前杜ヶ森
 やがて鞍部の休憩舎を過ぎ、
前杜ヶ森の標高300m登り返しが始まります。

 この岩峰には試し鎖があり、
頑張れば小ピークからの眺望を楽しむことが出来ますが、
有雪期は止めた方が賢明なようです(笑)

◆雪煙舞う夜明峠
 最後の急登に息が弾み、
稜線に近づく頃強い風を感じ始めました。
 夜明峠を望む小ピークにつき、
目の前に現れた石鎚山弥山は、
雪煙を纏った美しい姿で迎えてくれました。

 強い風が当たる夜明峠に、
八田さんがウロウロしているのが見えました。
「河童さん面白いよ!こんな風景珍しいねぇ。」
孤高のカメラマンはその美しい風景に、
無邪気に目を輝かせていました。
 美しいものを美しいと思う気持ち。
それがないとシャッターが切れないのかもしれませんね。

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