猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨水に入る讃岐の遊山 鎮

                             

 僕は登山を「遊山」と言い
ろくべえさんは「歩禅」と言う。

 どちらも日本人ならではの
自然を見据える心だと思う。

◆下山のこと

 「蝋梅が咲いちゅうね」

 お日様を纏う春告花。

「見納めですね。
   いい香りがします」

 「ここは桜もいいんですが
       誰も来ませんよ」

 立派な桜ですねぇ。
いつか花見しましょうや。

                 

 いい山でしたぁ。
ありがとうございました。

   「こちらこそです」

次はどこに行きましょうかね (^_^)

◆鎮めること

 「楽しかったです」

 これからの第二の人生を
共に歩く歩幅の合う人って
なかなかいないと思います。

「ろくべえさん
 もう一度帰りたい山があるんですよ」

 40年前裏山から始まった僕の登山は
チベット・カイラースに至って遊山に変わった。

                                                                   

 ろくべえさんは先に第二の人生に入って
九州から北海道まで名山と言われる山を歩いた。

 「どこでもいいんですけどね
    吹雪の山でビバーグしたいんですよ」

◆帰るとき

 「モーニングうどん
    二軒大丈夫ですか?」

 もちろん大丈夫ですけど
朝7時から開いてるのが凄いなぁ。。。

                 

 ろくべえさん達のチョイスは
「さか枝製麺所」と「根っこ」

 ほんとに開いてるよ!

 

 「全国チェーンは閉めましたわ」

子供の頃から親しんだ味の文化に
入る隙間などないのだろうなぁ。

 恐るべし讃岐の文化!!

      

 おっとtochiko
結びに和風玉カレーいったな!

                臘梅を無口の花と想ひけり  山田みづえ