猿板

遊山黒子衆SARUの記録

節分の出雲国遊山 結

                             

 「おはようございます」

今日も名ガイドのジョンさん。
出雲大社はホテルのすぐ傍だが
お参りの作法など聞きたかったから。

出雲大社
 ジョンさんが教えて下さった参道で
福豆持ち邪気を祓い福を招いて清々しく
立春を迎える僕らの節分祭が始まった。

◆ご縁のこと
 お参りした縁結びの神様は
出雲で新しい縁を結んで
友との縁も強く結んで下さった。

                                                 

 「ここに砂を納めるがや」

これからの人生のながい坂も
多くの縁を求めず少なくても
本当に大切な縁を温め歩きたい。

 それは善し善しではなく
本当に大切な事はぶつけ合うこと
「客の命を預かっているから」
「嫌われても死なれるよりましだ」

                                                   

そう言った山小屋のご主人の様に
山を共に歩くものは大切にしたい。

◆割子蕎麦
 旧暦十月神々がこの地に集まられ
この社で神議りされると伝えられる
境外に奉られる上宮(仮宮)近くにある
ジョンさんお勧めのお蕎麦で遊山を結んだ。

                       

 夏は信州開田蕎麦と御嶽やな。

「久しぶりに駒ちゃんに会えるね」

 ところで
   帰りの運転頼みます m(_ _)m

 

◆かえり道
 今までの垂直指向の山歩きも
まだ続けたいけれど第二の人生は
四季を求める水平指向の遊山もいいな。

 「大山 格好いいねぇ」

 土佐に帰ってtochikoが構えた
馴染みの寿司屋さんの恵方巻きで
今回の節分祭を締めくくった。

 さあ春はどこに行こうかねぇ。

 

                     立春の雪白無垢の藁家かな  川端茅舎