猿板

遊山黒子衆SARUの記録

節分の出雲国遊山 転

                                                               

 遊山の舞台は出雲に移り
出雲と言えば「割子蕎麦」
色の濃いそばを割子という
三段重ね朱の丸い器に盛る。

◆落ち合うこと

 「長旅お疲れさまでした!」

 出雲大社の傍にあるホテルに
車を置いたからここでお酒が始まった。

 僕も地酒を頂こうかな。

 

 このお店で呼んでもらった
タクシー運転手ジョンさんの
ガイドは素晴らしいものだった。

 「さすが縁結びの神様やなぁ」

                                         

島根ワイナリー
 「島根わいん」をはじめとする
ワインの製造をする工場を併設し
ワインの無料試飲コーナーもある。

 こんな処 土佐にあったら大変だ!

 5種類の島根ワイン無料試飲と
有料カウンターでのワインも試した。

 「若い人にはいいと思いますわ」

イベントとして楽しかったですね。

                      

◆お参りの始まり
 海の神様 豊玉彦命が祀られている
大岩「弁天島」が立つ稲佐の浜の砂を
出雲大社の境内にある素鵞社で清めて頂き
納めた砂より少ない量を持ち帰り難を祓う。

 ジョークや駄洒落も交えながら
教えて頂いたジョンさんとの出会いも
生涯忘れることがない一期一会だろう。

 八百万の神様 ありがとうございました。

◆宿のこと

 「生涯一度の歳やから」

女性陣が構えてくれたホテルは
本当に素晴らしいお宿だった。

               

 清水の舞台かな (笑)

 

 そんな生涯一度の歳を
共に祝ってくれる友がいる事は
有り難いことだと思う。

               

 今まで一生懸命働いて
登って来たながい坂道を
これからの第二の人生は
ゆっくり歩いていこうな。

                    湯煙や根雪となりし山襖  石塚友二