猿板

遊山黒子衆SARUの記録

大暑に入る加持ヶ峰遊山 夏川

                                                   

 梅雨前線は東北北部付近に停滞。
日本の上空には暖かい空気が流れ込み
昼間は気温が体温に達する猛暑となる。

◆空を観る
連休明けの火曜日にかけて
太平洋平洋高気圧が勢力を強め
西日本や四国も強い日差しが届き
そろそろ梅雨明が見えてくるかな。

 因みに高知と同じ緯度にある
ロスアンジェルスの最高気温は24℃。
日本の都市に居て巨大な地球を観る様な
井の中の蛙」にならない様にしようね。

                                                   

 「暑い夏が来た!」

 梅雨の大雨が上がった休日は
Y'sと共にかよう梶ヶ森を訪れた。

 今朝は29度やったで。

 「入道雲!!」

 夏らしい積雲だなぁ。

低い四国山地でこんな暑い日に
稜線なんぞ上がるもんじゃぁねぇ。

                 

◆川を遡る

「川遊びシーズン!」

 大豊町高知道を降り
吉野川に沿う山間国道を走る。

 「山頂が見えゆうね」

目指す梶ヶ森が現れる。

 午前中は大丈夫だろう。

                       

 「抹茶色になっちゅう」

吉野川を別れ支流に沿い
豊永でY'sと落ち合った。

 結構降っちゅうね。

◆山里に入る
 佐賀山谷川の恵みを受ける
山間集落の緑も濃くなってきた。

 紫陽花もそろそろ終わりやろ。

                             

 棚田の水稲も順調なようで
青々と育った稲たちに囲まれた
田圃の神様も嬉しそうだなぁ。

◆山懐に入る

 「夏山シーズン イン!!」

 最深集落を過ぎ林道に入り
葛籠折れに標高を上げてゆくと
北に連なる山並が姿を現した。

 雲が梅雨の終わりを告げる
大雨が上がった信仰の山は
どんな風景を見せてくれるだろう。

 午前中に降りような。

                  夏川の美しき村また訪はん  高野素十