猿板

遊山黒子衆SARUの記録

冬至の加持ヶ峰遊山 寒の雨

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 冬型の気圧配置が続く。
東や西日本も冬型の気圧配置が強まり
太平洋側に大雪や大雨を降らせることが多い
南岸低気圧が四国沖を通過するようだ。

◆空を観る
日本にも寒気をもたらす偏西風は
今冬ベーリング海で大きく北に蛇行し
日本の北方で行き場を失い発達する。
これが今冬の特徴になるのだろうか。

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                    上空1500m付近               上空5000m付近

◆山を観る
 南岸低気圧が雨を降らせた翌日
山の盟友とかよう梶ヶ森を訪れた。

 昨日は暖かい雨だったよな。

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 「今回はどうやったろうねぇ」

 高知道を下り吉野川に沿う国道に入る。
南の暖かい南岸低気圧が平地に雨を降らせ
発達すれば北の寒気を引き込み高山は雪となる。

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国道から見上げた梶ヶ森の山頂部は
朝陽が逆光となりはっきりは見えないが
どうも白いものはないように思われた。

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◆山懐に入る
 梶ヶ森山麓大豊町豊永で
ろくべえさんご夫婦と合流した。

 「ここは河童さんの
     定点観測でしたね」

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 「雪はどうでしょうね」

私は雪の有無で一喜一憂はしないが
それに応じた装備を考えるのが楽しい。

 まあ今日の梶を楽しみましょうや。

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                      足もとの草に音して寒の雨  柴崎七重