猿板

遊山黒子衆SARUの記録

【過去板】河童の日々遊山 なつ日日

                             

  涼やかに 軽やかに
   気持ちよく
    夏のくらしをととのえる
     日日からの提案です。

◆四季のお買い物
 涼しいDMに誘われて
友人が営むギャラリーを
tochikoと共に訪れた。

 「暑うなったねぇ」

◆肌に合うもの
 夏をより涼しく過ごすためには
体温を持たない植物の素材がいいのは
改めて言うまでのことではないだろう。

                       

またウールやシルクなど動物性は
体温を保つためなので秋冬だろう。
加えて過去生きていた動物の脂を
原料とした化繊も動物性と言える。

 そして昔から使ってきた
衣類の繊維が肌に合うようで
日本人は麻、木綿、絹などになり
それは皮膚でなく肌の記憶と言われる。

                                                   

◆風土に合うもの
 触覚で言えば器や家具、畳
視覚は壁や床、天井などがあり
日本人は木と草と土石を好んで
それを敏感に感じて生きてきた。

口に触れる器に金属は好まず
プラスチックなども馴染まない。
天井や壁床建材を自然に似せても
平均余命に影響するとのデータもある。

                             

◆共に齢を重ねるもの

  「衣・食・住」は暮らしの基本です。
    人生を豊かにしてくれる基本です。
      だからこそ買って終わりではなく

  時には修復しながら
   長年使える愛着が沸くものを
     揃えることが大切です。

                 

 「これで良いかな」

  瓢盆と清流感じる硝子の器。

 夏本番に向かって
    気持ちいいと思うよ。

 「気に入ったのあれば
    お中元するき どれでもどうぞ」

 ここにも心交わす
私たちのかよう道がある。

           

夏服は着るに素早し椎の風  林翔